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少女

少女(しょうじょ、shōjo)は、日本語において「年少の女子」を指す名詞である。一般的には、7歳前後から18歳前後までの、成年に達していない女子を指すとされる。漢字「少」は「少ない・若い」、「女」は「女性」を表し、両者を組み合わせた「若い女性」という意味を形成する。

語源・歴史 この語は漢文由来の表現で、中国の古典にも用例が見られる。日本語文献においては、『日本三代実録』(貞観9年、867年)に「少女」の用例がある。律令制においては、17歳以上20歳以下の女子を「少女」と称したとされる(大宝2年、702年の戸籍文書にも用例あり)。漢字二字からなるこの語は、日本のほかに中国語(shàonǚ)としても使用される。

一方、日本語の「おとめ(乙女)」は、若々しく生命力の盛んな女性を意味し、「少女」と関連するが、別系統の語である。「おと」は「若返る」を意味する動詞「をつ(復)」と同源と推定されている。

用法・定義の多様性 「少女」の年齢範囲は、法律や文脈によって一定ではない。例えば日本の児童福祉法では「児童」を18歳未満と定義しているが、「少女」という語自体に年齢の上限を定める統一的な規定はない。日本産業規格(JIS)では「少女」を「身長の成長が止まっていない乳幼児以外の女子」と定義している。

また、現代日本では「少女漫画」や「少女向けアニメ」など、主に少女を対象とした、または少女を主人公とする作品ジャンルの名称としても広く用いられ、サブカルチャー分野でも定着している。

社会的・文化的文脈 戦前期の日本において、「少女」は高等女学校に通う都市新中間層の女子に限定された概念として成立したとされ、女学校文化や少女雑誌がそのイメージ形成を支えたとする分析がある(社会学者・今田絵里香の研究など)。

なお、用例によっては「少女」が婉曲的に別の意味(売春婦を指す隠語)で用いられることがあると指摘されるが、これは現在の一般的な用法ではない。

補足 中国語において対応する「女孩(nǚhái)」は、思春期から青年期の女性を含む場合がある。また「少女」という語が対照的に用いられる頻度に対し、同様の構成の「少男」という語が日本語では一般的に用いられない点も指摘されているが、その社会的要因については諸説あり、断定することは難しい。

以上のように、「少女」は日本語および東アジアの漢字文化圏において広く認知された実在の語であり、年齢概念・社会制度・文化表現の各側面から多様な意味を持つ。

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